純国産ミガキ貝パールネックレスとビーズパーツの卸販売のご案内

パール(真珠)

純国産貝パールネックレス(ロング100cm)

国産の貝パールを使用した、純国産のミガキ貝パール・ロングネックレスのご紹介です。

まずはじめに、このネックレスに使われている、国産のミガキ貝パールについてご説明させていただきたいと思います。

貝パールとは、本真珠を模造した【イミテーションパール】=【模造真珠】の一種で、養殖真珠の核に使われているのと同じ、貝殻(シェル)を削って成形加工した【天然貝核】を原珠に用いた【人工パール】【人工真珠】のことです。

貝パールは、天然の貝殻(シェル)を研磨して成形加工した天然貝核の原珠に、塗布すると真珠のような光沢を呈するパール塗料【パールエッセンス】を塗布して作られているため、別名【シェルパール】とも呼ばれています。

貝パールには本真珠の核と同じ【天然貝核】が原珠に使われていることから、本真珠と同様の適度な重みがあるため、プラパール(樹脂パール)などの他のイミテーションパールと比べて見た目が自然なので、冠婚葬祭用・フォーマル用の装身具から普段使いのアクセサリー用途まで、流行・季節・年齢を問わず気軽に身につけることができるイミテーションパールとして定評があります。

今回ご紹介のパールネックレスに使われている貝パールは、日本国内で製造されている国産の【ミガキ貝パール】になります。

イミテーションパールは世界各国で製造されていますが、国産のミガキ貝パールは、本真珠と見分けがつかない程の最高級クオリティのイミテーションパールと評され、その評価は世界最高のイミテーションパールとも称されるスペインのマジョルカ島マナコール地方で作られる【マジョリカパール】とも肩を並べます。

※マジョルカパールはマジョルカ島で作られるイミテーションパールのことで、マジョリカパールはブランド名になります。

ミガキ貝パールとは、製造工程の最後の仕上げに、丹念に磨き上げされた貝パールのことで、表面が艶やかに磨かれることで生まれる、オーロラ様の多彩に輝く照りと光沢が特徴で、磨きの施されていない通常の貝パールと比べて、より本真珠に似た輝きがあります。

ミガキパールは原珠の通ったワイヤーを木枠に間隔を空けて張り、塗装の表面に気泡ができてしまわないよう、静かにパールエッセンスの水槽に木枠ごと浸しては乾燥室で乾燥させ、またパールエッセンスに浸しては乾燥室で乾燥させる、という昔から変わらない大変手間のかかる丁寧な手仕事を繰り返すことで、人工的な真珠層を作りだすようにパールエッセンスを何度も塗り重ねているため、パールエッセンスの層の厚みが均一で、仕上がりも滑らかで綺麗ですが、作業工程が多くなりコストが高くなってしまうことから、主に貝パールに用いられている高級な塗装・仕上げとなります。

ミガキパールは【伝統工芸品】とも称される、熟練の技術が継承された職人技の光るイミテーションパールなのですが、今やミガキパールを作成するための設備と技術を持つ職人さんは日本に3名しかいませんので、世界においてもあまり流通はしていません。

純国産シェルパールロングネックレス

そんな、高品質の国産ミガキ貝パールを使用し、日本国内の工房で熟練の職人さんが【手結び】=【オールノット】加工で【エンドレスタイプ】に仕立てた、純国産の貝パールネックレスです。

ちなみにオールノットとは、真珠の珠と珠との間に一つずつ結び目を作るパールネックレスの仕立て方法で、古くから真珠のネックレスに用いられている高級な仕立て方法になります。

オウル(awl=極細の目打ち)を使ってノット(knot＝結び目)を作ることから【オウルノット(awl knot)】と呼ばれたり、ネックレスの珠と珠との間の全て(all=オール)にノット(knot＝結び目)を作ることから【オールノット(all knot)】と呼ばれます。

オールノット加工は一つ一つ結び目を作ることから大変手間がかかりますが、オールノット加工で仕立てたネックレスは隣り合う真珠の珠と珠とが摩擦することがありませんので、ネックレスがしなやかになり、真珠の珠を痛めるのを防いでくれるうえ、万が一ネックレスの糸が切れたときも真珠がバラバラになるのを防いでくれる利点があります。