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【14kgf】に関連する検索キーワードで気になった以下のキーワード。
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- 14kgf・k14gfは錆びる?錆びない?
- 14kgfとは? k14gfとは?
- ゴールドフィルドとは?
- 14kgfの耐久性は?
- 14金ゴールドフィルドは劣化で剥がれる?
- 14k gold filledのデメリット
- ゴールドフィルドの変色の原因はサビ?
- 純金・24金は変色しない?サビない?
- 金合金・ソリッドゴールドとは?
- 18金と14金の違いとは?
- 14金や18金は変色の原因は割り金!?
- 14金や18金は変色しない?
- アクセサリー・ジュエリーを劣化させる原因とは?
- アクセサリー・ジュエリーの正しい使用方法
- ゴールドフィルドの汚れの落とし方
- 14kgf・k14gfの黒ずみ・変色を戻す方法は?
- ゴールドフィルドのお手入れの注意事項
- ゴールドフィルドの保管方法
このページでは以上について説明していきます。
14kgf・k14gfは錆びる?錆びない?
14kgf・k14gfなどのゴールドフィルド製品をメンテナンスをせずに使用し続けたり、お手入れせずに放置したりしていると、くすむ・黒ずむ・変色する・錆びる等、美観を損ねてしまうことがあります。
ゴールドフィルドは金の層と芯材となるベースメタルとの境界面を剥離しにくくするために、合金化させて接合していますので、金メッキと比べて剥離しにくいことから、耐久性に優れる素材として知られています。
それなのに、なぜ変色してしまうのか、を詳しく説明していきます。
14kgfとは? k14gfとは?
まず初めに、14kgf・k14gfとはどんな素材なのかについての説明します。
14kgf・k14gfとは芯材となるベースメタルの表面を、総重量の5%以上の量の14金で被覆し、熱処理と圧延によって金属間の境界面を合金化させたゴールドフィルドと呼ばれる金属素材です。
ゴールフィルドには被覆材に14金が使われた14kgf(k14gf)のほかに、18金の18kgf(k18gf)、12金の12kgf(k12gf)、10金の10kgf(k10gf)などの種類があります。
つまり、14kgf・k14gfはゴールドフィルドの一種、になります。
ゴールドフィルドとは?
ゴールドフィルド(Gold Filled=GF)はクラッドメタル(clad metal)やクラッド材と呼ばれる2種類以上の異なる金属を貼り合わせることで複合特性を持たせた高機能性金属素材の一種です。
一般的にクラッドメタルは、ベースとなる金属(芯材・母材・コア)と表面を被覆する金属(被覆材・合せ材・クラッド)の異種金属間の境界面を熱や圧力を加えて圧延し、拡散接合(元素拡散によって合金化)させて製造されています。
そのため、クラッドメタルはメッキと比べて剥離しにくく、耐久性に優れる金属素材として知られています。
貴金属のクラッドメタルの場合、高価な貴金属の特性を活かしながら、必要な範囲のみに貴金属を使用することでコストを抑制することができるメリットがあります。
金を被覆材に使用したクラッドメタルはゴールドクラッドメタル(gold clad metal)や金クラッド材と呼ばれます。
ゴールドフィルドはゴールドクラッドメタルのうち被覆材の金の量が総重量の5%以上のもの、と定められています。
そのため、一般的にはゴールドフィルドの金の層の厚みは金メッキよりも厚くなることから摩耗しにくくなります。
14kgfの耐久性
ゴールドフィルドは異種金属(金とベースメタル)の境界面を熱処理と圧延によって合金化接合させていますので、金メッキ処理と比べて剥離しにくいことから、14kgfは耐久性に優れる素材として知られています。
また、ゴールドフィルドは被覆材の金の量が総重量の5%以上と定められているため、一般的に14kgfは金の層の厚みが金メッキより厚いことから摩耗しにくい特徴があります。
14k gold filledのデメリット
14kgf・k14gfなどのゴールドフィルド製品のデメリットには、鋳造(キャスト)とは違い複雑な形状のパーツを製造することができない点があげられます。
また、ワイヤー状や板状の形状の素材から様々なパーツへと成型されていますので、14kgf・k14gfなどのゴールドフィルド製品は切断面などは構造上どうしても部分的にベースメタルが露出した状態になる点もデメリットと言えます。
また、複数のパーツを組み合わせている場合、パーツとパーツの接合部(ろう付け部)が変色しやすいという弱点もあります。
そのため、お手入れの頻度に関しては貴金属の製品以上に気を配る必要があります。
ゴールドフィルドは変色する?
それでは、なぜ14kgf・k14gfなどのゴールドフィルド製品が変色することがあるのでしょうか?
ゴールドフィルドなのに変色したから偽物!?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
前出のとおり、ゴールドフィルド製品は構造上、切断面などはベースメタルが露出した状態になっていることがあり、ベースメタルが変色する場合があるほか、パーツとパーツの接合部がろう付けされている場合には、ろう材によって変色することもあります。
しかしながら、多くの場合は変色がみられても腐食している訳ではありませんので、黒ずみや変色は取り除くことができますし、正しく使用し、メンテナンスを行っていれば変色・サビを防ぐことができます。
24金・純金は変色しない?サビない?
金は全金属中でイオン化傾向が最も低く、常温の空気中で酸化・硫化せず、水にも反応せず王水などの例外的な薬品にしか溶けないなど、耐薬性・耐食性ともに非常に優れる、化学的に安定した金属です。
紀元前14世紀の古代エジプト時代のファラオ、ツタンカーメン王の墓から発掘された黄金のマスクは、数千年の時を経た今もなお、変わらぬ美しい輝きで世界の人々を魅了しています。
錆びることのない金は、輝き続ける太陽と同じ永遠の象徴で、ファラオが永遠に生き続けることを願って作られたといわれています。
自然に存在する金は通常10%程度の銀が含まれていますが、黄金のマスクは23金という純度の高い金で作られ、表面には銀を混ぜた18金~21金の金合金がごく薄く塗られているとのことです。
純金=金の純度99.99%の24金はその眩い輝きと美しい黄金色から、古代より珍重されてきた金属素材ですが、非常に柔らかいため型崩れしやすく、傷もつきやすいなどのデメリットもあり、残念ながらジュエリーなどの宝飾品への加工には適してはいません。
24金はコスト高や強度・耐久性の問題などがあるため、宝飾品や装身具には、18金・14金・12金・10金などの金合金(ソリッドゴールド)が用いられるのが一般的です。
金合金・ソリッドゴールドとは?
前述のとおり、宝飾品や装身具に加工するには純金は柔らか過ぎるため、一般的には金合金(ソリッドゴールド)が用いられています。
合金とは、二種以上の複数の金属元素を融合させてできた素材のことで、金合金の場合は、金が主成分となっている合金の意味になります。
合金を作る際に主成分以外に混ぜる金属のことを割り金(わりがね)と呼びますが、割り金を加えることで、強度・耐久性・耐食性・加工性などを高めたり、色調を変化させることができます。
金合金の代表的な割り金には、銀、銅、パラジウム、ニッケル、亜鉛などがあり、これらの割り金の比率を変化させることでイエローゴールドやピンクゴールドなどの色調に変化させています。
金合金における金の含有率を品位と言いますが、一般的に品位は24分率の”カラット(K)”または千分率で表されます。
18金(18K)は24分の18の割合で純金を含んだ金合金、14金(14K)は24分の14の割合で純金を含んだ金合金という意味を表しています。
18金と14金の違いとは?
18金(18K)の金の純度は75.0%、割り金を24.9%含んだ金合金で、金の純度を高く保ちながらも加工しやすい適度な強度があり、耐久性・耐食性に優れるという特徴がありますが、金の含有率7割以上ともなれば、18金製品の価格も高額です。
そこで、ジュエリーの素材として手頃な価格帯で一般に普及したのが14金です。
14金(14K)の金の純度は約58.3%、割り金を41.6%含んだ金合金で、18金と比べてより強度が増し、傷もつきにくくなり耐久性に優れますが、18金よりも割金の含有量が多くなるため耐食性は18金よりも劣ってしまいます。
14金や18金は変色の原因は割り金!?
イエローゴールドの14金や18金の場合、割金に使用されている主な金属は銅と銀です。
14金も18金も、純金の24金よりも純度が低く、割金として銅や銀を含んでいる以上は、含有比率の違いによる程度の違いはあっても、割り金に起因して黒ずみ・変色・サビなどの経年変化は少なからず起こってしまいます。
銅(コッパー)といえば10円玉が真っ先に思い出されると思います。
日本の10円硬貨の素材は青銅(ブロンズ)と呼ばれる、銅が95%、亜鉛が3~4%、錫が1~2%の割合で作られた銅合金です。
青銅は本来、純銅に近い赤銅色の金属なのですが、10円玉といえば多くは赤褐色で、凄いものでは緑青(ろくしょう)が出て緑色に変色してしまった硬貨を思い浮かべてしまうほど、変色しやすい金属です。
銅は大気中の酸素・二酸化炭素・水分・塩分・亜硫酸ガスなどと反応して、経時変化で赤褐色に見える酸化銅や、黒色に見える酸化第二銅という変色を起こします。
最後には緑色に見える緑青という錆が出ますが、緑青は空気の触れる表面にのみ発生するもので、被膜となって内部の腐食を防ぐ効果があるため、決して腐食してしまっている訳ではありません。
また、銀(シルバー)は、大気中の酸素・二酸化炭素・水分・塩分には反応せず、硝酸・硫酸など限られた薬品にしか溶けないなど耐薬性も高く、耐食性に非常に優れた金属です。
しかしながら、大気中の亜硫酸ガスや、温泉成分として知られる硫黄、水道水やプールに含まれる塩素に反応することで、硫化銀や塩化銀が発生し経時変化で徐々に黒く変色していきます。
硫化銀や塩化銀は黒錆とも呼ばれますが、表面にのみ発生するもので、銀そのものを腐食させてしまう訳ではないので、錆というよりは、表面に黒い被膜ができてしまった状態と考える方が正しいです。
ただし、塩化銀は一度生成されてしまうと変色を戻すことは容易ではなく、液体クリーナーで除去できず、研磨で除去する必要がありますので注意が必要です。
アクセサリー・ジュエリーを劣化させる原因とは?
アクセサリーやジュエリーの輝きが徐々に失われて劣化が感じられるようになってしまった・・・。
その原因は大きく三種類に分けることができます。
一つ目は被膜のように表面に何らかの物質が付着してしまったパターン
二つ目は変色してしまったパターン
三つ目は表面に小傷が付いて輝きがぼやけてしまったパターン
水道水に含まれる塩素・カルキ・ミネラル、石鹸に含まれる脂肪酸による石鹸カス(水垢)、シャンプー・トリートメント剤に含まれる油分や化学物質は、金属の表面に被膜を作る様に蓄積し、くすみの原因となります。
大気中に含まれる酸素・二酸化炭素・水分・塩分・亜硫酸ガス、入浴剤に含まれる無機塩類や硫黄、プールや漂白剤などに含まれる塩素、洗濯洗剤等に含まれる過酸化ナトリウムや過酸化水素などは金属が変色してしまう原因となります。
家事やスポーツなどの体を動かす動作は、金属の表面が擦れて小傷が付き、輝きが低下してしまう原因になります。
ゴールドフィルドに限らず、ゴールドやプラチナの貴金属であっても、素材にかかわらず、アクセサリーやジュエリーを身に着けたまま、入浴・家事・スポーツなどによって、摩耗して本来の美しさが損なわれて劣化してしまうことは確実です。
アクセサリーやジュエリーの輝きをできる限り永く保ちながら、長期間にわたって愛用することができるように、入浴・家事・スポーツなどの際には外すように心がけて下さい。
アクセサリー・ジュエリーの正しい使用方法
アクセサリーやジュエリーは、お化粧やヘアセットなどの身支度をし終えてから、外出する直前に身に着けます。
ハンドクリームや香水の使用はできるだけ控えた方が良いですが、使用する場合はアクセサリーやジュエリーに付いてしまわないように気を付けて下さい。
アクセサリーやジュエリーの着用後は、ホコリ、皮脂、汗による水分・塩分・ミネラル、化粧品の油分、ヘアスプレーや香水の化学物質、などの汚れと水分を取り除きます。
あまり汚れていない場合は、乾拭きのみでも大丈夫です。
ゴールドフィルド製品の汚れを乾拭きで落とす場合は、柔らかく毛羽の出ないマイクロファイバーやセーム革などのクリーニングクロスで、決して擦らないように優しく拭いて下さい。
ゴールドフィルドの汚れの落とし方
ゴールドフィルド製品の汚れを水洗いして落とす場合は、中性洗剤を入れたぬるま湯につけて洗浄し、その後は洗剤が残らないように真水でしっかりと濯ぎます。
柔らかいクロスで全体を挟み込み、擦らず優しく押さえるようにして水気を拭き取って下さい。
チェーンのコマなどの細かな部分は、ブロアーやドライヤーの冷風などで水気を飛ばして、完全に乾かして下さい。
乾拭きや水洗いだけでは細かい部分の汚れが取り切れず、目には見えない汚れが蓄積してきますので、定期的に液体クリーナーで洗浄して下さい。
液体クリーナーには金製品用と銀製品用のものがありますので、ゴールドフィルドには金製品用のクリーナーをご使用下さい。
※レザーコード・シルクコードなどの異素材のものと組み合わせているアクセサリーは、水洗い・液体クリーナーによるお手入れはできません。
※真珠・オパール・コーラル(サンゴ)・ターコイズ等の多孔質の宝石やエメラルド等には使用できないクリーナーもございますので、宝石の付いたアクセサリーをクリーナーでお手入れされる場合は、ご使用される各クリーナーの説明書をご確認下さい。
14kgf・k14gfの黒ずみ・変色を戻す方法は?
ゴールドフィルド製品に変色がみられても、多くの場合、研磨剤を含まない柔らかく目の細かなクロスで拭いたり、液体クリーナーで洗浄することで、取り除くことができます。
それでも取り除けない場合、貴金属用の洗浄機の”電解洗浄機(イオン洗浄機)”によるクリーニングが有効な場合もあります。
電解洗浄機(イオン洗浄機)は超音波洗浄とは原理が全く異なり、貴金属の表面のくすみや変色・錆のもととなる酸化被膜を電気分解して除去します。
超音波洗浄機が使用することのできない繊細な宝石の付いたアクセサリーやジュエリーにも使用できる洗浄器で、脱脂もされるので、変色・錆の防止にも効果的です。
電解洗浄機には貴金属専用のものと、銀製品と共用の機種とがあり、いずれも超音波洗浄機と比べ高額ですが、市販もされています。
※真珠・オパール・コーラル(サンゴ)・ターコイズ等の多孔質の宝石やエメラルド等には使用できない機種もございます。
※電解洗浄機(イオン洗浄機)の仕様につきましては機種により異なりますので、各製品のメーカーホームページ等をご参照下さい。
ゴールドフィルドのお手入れの注意事項
ゴールドフィルド製品には、表面の金の層が薄くなってしまわないように、研磨剤や研磨成分を含んだ磨きクロスなどを使わずにお手入れして下さい。
ゴールドフィルド製品には金メッキが施されているものもありますので、超音波洗浄機のご使用はお避け下さい。
ゴールドフィルドは、金めっきと比べて、摩耗しにくく、耐久性にも優れた素材ではありますが、お手入れの頻度に関しては貴金属の製品以上に気を配る必要があります。
ゴールドフィルドの保管方法
お手入れ後に、チャック付きの袋などに個別に入れて、空気を遮断して保管すると黒ずみ・変色・サビの防止に有効です。
長期間使用しないときは、必ず液体クリーナでクリーニングしてから保管するように心がけて下さい。
銀製品・金製品共用で使える”変色防止シート”も市販されていますので、チャック付きの袋にアクセサリーと変色防止シートを一緒に入れて保管するのもおすすめです。
アメジスト・オパール・クンツァイト・シトリン・ターコイズ・トパーズ・パールなど、光や熱によって退色や劣化してしまう宝石もありますので、宝石の付いたアクセサリーは遮光性のある袋や箱に入れるなどして、日の当たらない場所・温度の高くならない場所で保管します。
繊細なデザインのアクセサリー等には不向きな方法にはなりますが、変形しにくい形状のアクセサリーパーツ類などは脱気シーラー等で空気との接触を遮断して保管するのも変色・錆びの防止に有効です。
金の輝きをできる限り永く保ちながら、長期間にわたってご愛用いただけるように、正しい使用方法とお手入れ方法を心がけていただければと思います。
↓↓↓以下のページにてゴールドフィルド製品を美しい状態で永くご愛用いただくための、正しい使用方法とお手入れ方法を詳しくご案内しています。
14KGFのお手入れ方法について【K14GFのクリーニングとメンテナンス】
※14KGF(K14GF)の詳細につきましては、以下のリンクより特集記事をご参照下さい。
14KGF(K14GF)とは? 14金ゴールドフィルドについて
※ゴールドフィルドの詳細につきましては、以下のリンクより特集記事をご参照下さい。
ゴールドフィルドとは? 金張りの特徴・品質・製造方法について
※ゴールドフィルド(GF)と金めっき(ゴールドプレーテッド・GP)の詳細につきましては、以下のリンクより特集記事をご参照下さい。
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