弊社オリジナル、最上級グレードの国産・花珠貝パール【オーロラ磨き/真多麻カラー】のイミテーションパールの片穴ルースのビーズパーツのご紹介です。
予てより、弊社では日本国内の工房で製造された、職人技が光るイミテーションパールの【国産シェルパール(ミガキ貝パール)】や【国産コットンパール】を取り扱い致しておりましたが、日本の伝統工芸品ともいえる、国産のイミテーションパールをより広く伝えていきたいと考え、弊社オリジナル商品の【国産ミガキガラスパール】【国産ガラスパール】を特注品で製造いただくようになり、弊社のみ取り扱いの定番商品として販売をいたしておりました。
そして今回、無調色のブルーグレーカラーのオーロラ花珠アコヤ真珠である【真多麻真珠(まだましんじゅ)】をサンプルとして工房に持ち込み、調色されていない自然なブルーグレー系の色合いと、オーロラ花珠真珠の照りと輝きの再現をお願いし、大ベテランの職人さんに作成いただいた、弊社オリジナルの美しいイミテーションパールが完成し、販売する運びとなりましたので、今回の記事にてご紹介させていただきたいと思います。
今回の記事でご紹介いたしますのは、希少で美しいオーロラ真多麻真珠をカラーサンプルとして、真多麻パール特有の無調色ブルーグレー系で、ナチュラルで落ち着いた色合いのボディカラー(実体色)と、オーロラ花珠真珠の特徴ともいえる神秘的な干渉色・照り・輝きを、高い技術を誇るベテランの職人さんに再現をお願いして特別に製造していただいた、弊社オリジナルの特注品のミガキ貝パールです。
大ベテランの塗り職人さんでも真多麻パールのオーロラの干渉色や照り・輝きの再現に苦戦されておりましたが、試行錯誤を重ねていただき、やっと完成した最上級グレードの花珠級貝パールです。
最高級品のオーロラ花珠真珠には必ずピンク~レッド系統の色合いを帯びた干渉色が珠の中央部周辺に浮き出すのですが、無理をお願いして、その干渉色の色合いも調色によって表現していただきました。
高品質の国産イミテーションパールの最終工程でのみ施される、磨き加工(ポリッシュ)による仕上げも丁寧に施していただいております。
ちなみに、オーロラ真多麻イミテーションのミガキ貝パールはブルーグレー系のお色味なので、ブラックフォーマルにもお使いいただけます。
「涙の象徴」ともされる真珠は、悲しみを添える意味があり、故人を偲ぶ純粋な涙をイメージさせることから、喪の装いに選ばれることも多いのですが、ブルーグレー系の真珠は黒い服に合わせても色映えするので、喪服に合うと言われています。
花珠真珠は知っているけれど、真多麻真珠って何?という方もいらっしゃるかも知れません。
真多麻真珠とは、人為的な調色が施されていない、ナチュラルブルーグレー系カラーのオーロラ花珠のアコヤ真珠のことです。
因みに「真多麻」とは、真珠を表す古語に因んだ呼称とのことで、古事記・日本書紀・万葉集などの古い書物に散見される真珠の古語には以下のようなものがあります。
■またま → 真玉、真珠、眞珠
■しらたま → 白玉、白珠、思良多麻、斯良多麻
ブルーグレー系カラーの本真珠は、無調色の「ナチュラルブルー」と人為的に調色された「コバルトブルー」の二種類に分けられます。
「ナチュラルブルー」は染みや汚れを落とすための漂白処理は行っているものの、調色処理を施していない無調色の真珠で、真珠本来の色味がブルー系の真珠のことです。
「コバルトブルー」は、コバルト60という放射性物質からのガンマー線を照射することで、真珠内部の貝核を黒褐色化させて、真珠層の透明性を利用して貝核の色が透けて見えるように染色した真珠のことです。
真珠層の色味は真珠層を構成するたんぱく質に含まれる色素によって左右されると言われていて、人為的に操作することができません。
このため、無調色のナチュラルブルーの真珠は採れる量が特に少なく稀少です。
無調色の真珠の流通量は市場の1割程度と言われているのですが、無調色のナチュラルブルーの真珠の中でも、巻き・照りともに良好な花珠真珠と鑑別されることが条件となるオーロラ真多麻真珠は、さらに希少性が高いため高値で流通しているのです。
こちらの画像、右の2粒が本真珠ナチュラルブルーの花珠アコヤパールのオーロラ真多麻真珠の丸玉ラウンドΦ8.5mmのルース、左の2粒がオーロラ真多麻真珠を模した弊社オリジナルのイミテーションパール(国産の花珠貝パール)の丸玉ラウンドΦ9mmのルースです。
マクロ撮影して比較してみると、微妙に違いがあるのがお分かりになると思うのですが、本真珠の方が干渉色の赤味が強い、という印象です。
やはり、花珠アコヤのオーロラ真多麻真珠には、ブルーグレーの実体色の中に多色のオーロラの干渉色が浮かび上がる、何とも言えない美しさがありますね。
しかしながら、今回作成いただいたミガキ貝パールは、イミテーションパールとしてはこれまでにないレベルで、本真珠の干渉色や照りが再現されていると思います。
国産の貝パールとしては間違いなく最上級グレードの仕上がりです。
ちなみに、こちらの本真珠はオーロラ真多麻真珠の中でも、真珠の縁に見える色=ボディカラー(実体色)の青味が強いルースを選りすぐって選んだので、無調色ブルーグレー系のパールとしては青味がかなり強いです。
ここまで青味が強いと好みが別れますので、ミガキ貝パールは一般的な無調色のナチュラルブルーグレーパールに近い色味に調色いただいています。
マクロ撮影レベルに間近で見比べてみて、それぞれの特徴が判る感じなので、身に着けている状態では違いは判りにくいと思います。
ちなみに、お値段を比較すると当然ですが、全然違います。。
画像の右の2粒の本真珠と同じランクのオーロラ真多麻の丸玉ラウンドΦ8.5mmの片穴ルースですと、市場価格は真珠科学研究所の鑑定書付きで1ペア(2個)で約3万円以上~になると思います。
一方、オーロラ真多麻イミテーションのルースの販売価格は、通常のミガキ貝パールよりも技術を要するために少しお高くなってしまうのですが、それでも本真珠と貝パールではゼロが二桁も違います。。
そんな、完全ジャパンメイド、特別なジャパン・クオリティの【花珠貝パール・真多麻真珠イミテーション/国産ミガキシェルパール】のルースのビーズパーツをお客様の作品に取り入れていただけますと幸いです。
以下リンク先の、弊社ネットショップにて発売中になります。