10月の誕生石はトルマリン?オパール?
10月の誕生石はトルマリンとオパール。どちらも10月の誕生石です。
日本では1958年に全国宝石卸商協同組合によって誕生石が制定されました。
世界的宝石学の権威として知られる宝石鑑別・鑑定機関の”GIA”も、10月の誕生石はトルマリンとオパールと定めています。
検索サジェスト※に「10月 誕生石 トルマリン オパール どっち」が上位表示されていましたので、10月の誕生石のトルマリンとオパールの2つの宝石についてのページを作成しました。
トルマリンとオパール、どちらも芸術の秋にふさわしい多彩でユニークな性質を持つ宝石です。
※”GIA (ジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ)”とは、宝石学の教育機関、鑑別・鑑定機関、更に鑑定に関する研究を行う研究所を運営する独立非営利組織で、世界的に宝石学の権威として認められています。
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10月の誕生石のトルマリンは、虹のすべての色が表現されるとも称される色彩豊かな宝石です。
結晶を加熱すると電荷を生じる性質があることから、和名では”電気石(でんきいし)”と呼ばれています。
“トルマリン(tourmaline)”の名は、一石の宝石の中に複数色を呈する”カラーゾーニング(色分布)”がよく見られることから、”mix gem(混合宝石)”を意味するスリランカの言語のシンハラ語”toramalli”に由来すると言われています。
トルマリンの中で価値が高いとされているのが、グリーン~ブルーのネオンカラーを呈する”パライバ・トルマリン”、ピンク~レッドを呈する”ルベライト・トルマリン”、エメラルドのようなグリーンを呈する”クロム・トルマリン”、デニムのようなブルーを呈する”インディゴライト・トルマリン”です。
ルベライトよりも優しい色合いの”ピンク・トルマリン”、”クロム・トルマリン”よりもライトな色合いの”グリーン・トルマリン”、ノーブルなブラックを呈する”ブラック・トルマリン”などは産出量が比較的多く入手しやすいことから、人気の高い宝石です。
トルマリンの石言葉・宝石言葉は友情-希望-寛大-潔白。
↓↓↓ トルマリンについての詳細は以下のページをご参照下さい。
10月の誕生石 トルマリンの意味と石言葉
10月の誕生石のオパールには様々な色や種類があり、遊色効果の有るものは”プレシャスオパール(precious opal)”、無いものは”コモンオパール(common opal)”に区別されます。
宝石としてのオパールの価値は、結晶の透明度、大きさ、結晶のボディカラー(地色)、稀少性によって評価されますが、特に重要視されているのは結晶中の”遊色効果(ゆうしょくこうか)”の有無です。
遊色効果とは、見る角度に応じて見える光の色調が変化する”構造色(こうぞうしょく)”が現れる光学現象のことで、英名では”プレイ・オブ・カラー(play of color)”と呼ばれています。
プレシャスオパールは遊色効果の強度、遊色効果の色、デッドスポット(遊色効果を示さない無地の領域)の有無などによっても価値が変動します。
オパールの中で価値が高いとされているのが、主にブラック系の暗い色のボディーカラーに遊色効果の輝きが最もよく際立つ”ブラックオパール”や、母岩(マトリックス)内で遊色効果を示すことから母岩に付着した状態でカットされる”ボルダーオパール”です。
“ファイヤーオパール”と呼ばれる、レッド~オレンジ~イエロー~ブラウンのボディーカラーに遊色効果が煌めくプレシャスオパールも次いで高く評価されるオパールです。
ボディーカラーが無色の”クリスタルオパール”や、ボディーカラーが明るい色の”ホワイトオパール”や”ライトオパール”も、遊色効果が鮮明である場合は評価が高くなります。
オパールの石言葉・宝石言葉は幸福-希望-忍耐。
↓↓↓ オパールについての詳細は以下のページをご参照下さい。