北海道では毎年、一段と冷え込みの厳しくなる1月・2月に各地で雪や氷を使ったイベントが催されています。
今回は札幌中心部から車でおよそ1時間の距離にある当別町にあるスウェーデンヒルズゴルフ倶楽部で催されている「アイスヒルズホテルin当別」をご紹介したいと思います。
毎年1月中旬から2月下旬までの期間限定で開催されるアイスヒルズホテルin当別の会場には、氷のブロックで作られた大きなかまくら型の建物が4棟造られます。
アイスホテルには予約することで20時以降~最大12時間で実際に滞在体験することができますが、11〜20時は無料で一般公開もされているので、宿泊しなくてもアイスホテルを見学することができます。
スノーモービルや、スノーモービルに引っ張られるスノーチューブ、2輪駆動自転車など、大人からお子様まで楽しめるアトラクションも用意されています。
無料で試乗することができる2輪駆動自転車「W/DOUBLE」は、スパイク付のタイヤを履いるので、雪道でも力強い走りを体感できます。
4棟のうち1棟は氷のグラスでドリンクが提供されるアウディ・アイスバーのあるレセプション棟になっていました。
アイスバーでは氷のグラスに入ったジュースやビールやカクテル、寒い方はホットチョーチョコレートやホットワインなどの温かいドリンクをいただくこともできます。
アイスバーの天井には無数の氷のブロックで作られた氷のシャンデリアで飾られていて、神秘的な氷と雪の世界を楽しむことができました。
他の3棟は北海道在住のアーティストがインテリアをデザインした滞在体験棟のアイスホテルになっていました。
滞在体験棟のアイスホテルの3棟はそれぞれ異なるデザイナーがデザインを担当しているので、部屋の中のデザインはそれぞれ異なっています。
毛皮の敷かれた氷のベッドの周りには、氷でできた建具やオブジェで部屋が飾られていました。
室内も寒そうに見えるのですが、かまくらに入っている時と同じ感覚なので、想像していたよりも温かく、寒さは感じませんでした。
アイスホテルは1本で約135kg程もある透明度の高い氷のブロックを積んで作られているので、日中は氷のブロックから透過する陽の光が室内を照らしていて、まるでクリスタルの中に閉じ込められたかのような幻想的に空間になっていました。
アイスヒルズホテルin当別の滞在体験は、札幌市内からタクシーの送迎付き1泊2日でお一人様1万9000円~とのことです。氷と雪に包まれた白銀の世界を体験されたい方はいかかでしょうか?