コットンパールとは?
コットンパールとは、圧縮形成した綿=コットンにパール塗装を施した、日本発のイミテーションパール=模造真珠のことです。
コットンパールの特徴は…
◇ 空気を纏うように軽い
◇ 表面のテクスチャーが独特で、セミマットな落ち着いた光沢感
◇ 形状が真球ではなく、一つ一つ違う形をしている
驚くほど軽く、その軽さを生かしたボリューム感のあるデザインのアクセサリー材料に適していたことから、コットンパールはコスチュームアクセサリーブームと重なって注目されるようになりました。
本真珠ではその重さで肩が凝ってしまうようなデザインのアクセサリーでも、コットンパールでなら気負いせずに楽しむことができることから、もはや定番になったコットンパールのロングネックレスや、何連にも重ねたゴージャスなパーティー仕様のアクセサリー作りにと、デザイン性に富んだアクセサリーに使われることの多い素材となりました。
片穴のコットンパールを用いた、パールのバックキャッチもアクセサリーの定番となっています。
※コットンパールのバックキャッチの作り方は以下のページをご参考下さい。
コットンパールのバックキャッチの作り方-ハンドメイドアクセサリー
コットンパールの中身とは?
こちらの画像はコットンパールを2つに割ったものです。
コットンパールは全て綿でできているのがご確認いただけると思います。
綿といってもフワフワではなく、圧縮されていてとても固いので、強く押しても潰れてしまうようなことはありません。
コットンパールの質感について
コットンパールの核となっている綿球体の表面には、綿の繊維による細かな凹凸があり、このテクスチャーが生む温かみのある質感と、真球ではない一つ一つ異なる少し歪(いびつ)な形状がコットンパールの魅力となり、その人気の最大の理由となっています。
コットンパールの色について
弊社では人気の高いキスカとホワイトの二色を取り扱い販売しております。
上記の写真の左がホワイト、右がキスカです。
キスカもホワイトもアンティーク調の深みのある優しい色合いで、本物のヴィンテージビーズのような魅力に溢れています。
人気もちょうど半分半分といったところで、キスカは温かみのあるクリーム色、ホワイトはスタイリッシュな印象のパールホワイトになっています。
コットンパールの歴史
戦後頃より日本国内で製造されるようになったコットンパールは、高度成長期の頃には一時ブームにもなった歴史がありますが、より安く量産できるプラスチックパールの登場で人気が衰退してしまい、忘れられた存在となっていました。
しかしながら、かつてコットンパールを製造していたメーカーの倉庫に眠っていたコットンパールが発見され、デッドストックとしてアクセサリー業者に販売していたところ、大好評だったことから、2009年にコットンパールの再製造がはじまり、2010年頃にはアクセサリー業界で徐々に人気が広がりはじめ、再び脚光を浴びるようになりました。
イミテーションパールの歴史
イミテーションパールの歴史は古く、1656年にフランスで作られた、中空の硝子の玉の内面にパール塗料を塗り、白蝋を詰めたものが世界初のイミテーションパールと考えられています。
1900年頃には欧米各国でイミテーションパールが作られるようになり、日本には明治末期頃に伝わり、大阪商人の大井徳次郎氏によってタチウオの鱗「魚鱗箔(ぎょりんはく)」を使ったパール塗料「パールエッセンス」を用いたイミテーションパールの生産がはじまったといわれています。
大正に入るとガラスの原珠にパールエッセンスを塗り重ねた「ガラスパール」が作られるようになり、その後プラスチック樹脂の原珠を使った「プラパール(樹脂パール)」が作られるようになり、昭和40年代頃より原珠に天然貝核を使った「貝パール(シェルパール)」が作られるようになったといわれています。
↓こちらの記事にイミテーションパールの歴史について詳細をご案内しております。
イミテーションパールとは?
イミテーションパールとは、本真珠を模した模造真珠のことです。
イミテーションパールの原珠には天然貝、ガラス、樹脂、綿、天然石などが用いられ、使用されている原珠の種類によって、貝パール(シェルパール)、ガラスパール、プラパール(樹脂パール)、コットンパールなどと呼ばれます。
より本真珠に似せるために、パール塗料を何度も塗り重ねることで人工的に真珠層を作り出して、照りを再現したイミテーションパールは「人工真珠」とも呼ばれます。
イミテーションパールは、人間の皮膚や皮脂・汗などの弱酸性の汚れに強く、本真珠よりも硬度があるので傷付きにくく、耐久性に優れています。
本真珠は形状は均一ではなく、傷やエクボのみられない珠は希少なため高価ですが、イミテーションパールは形状・サイズは均一で、傷や凹凸のみられるものはごく稀と、品質が安定しています。
イミテーションパールの種類について
ガラスパール(グラスパール)
ガラスパール(グラスパール)とは、ガラスでできた原珠を核にしてパール塗料を塗装して作られるイミテーションパールのことです。
ガラスパールの歴史は古く、20世紀初頭に「コスチュームジュエリー(Costume Jewelry)」、フランス語でいう「ビジューファンテージ(Bijou de fantaisie)」の素材として誕生し、現在では世界各国で製造されています。
↓こちらの記事にガラスパール(グラスパール)についての詳細をご案内しております。
ガラスパールとは?グラスパールの種類や製造方法、歴史について
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シェルパール(貝パール)
シェルパール(貝パール)とは、養殖真珠の核に使われているのと同じ、貝殻(シェル)を削って成形加工した、天然貝核の原珠を核にしてパール塗料を塗装して作られるイミテーションパールのことです。
シェルパール(貝パール)は、原珠となる核に本真珠と同じ天然貝核が使われていることから、本真珠と同様の適度な重みがあるため、他のイミテーションパールと比べて、見た目が自然なのが特徴です。
このため、シェルパール(貝パール)は冠婚葬祭用・フォーマル用の装身具から普段使いのアクセサリー用途まで、流行・季節・年齢を問わず気軽に身につけることができるイミテーションパールとして定評があります。
↓こちらの記事にシェルパール(貝パール)についての詳細をご案内しております。
貝パールとは?本真珠とシェルパールの違い・比較・見分け方について
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コットンパール ビーズ&ルース 取扱商品一覧 – ネイチャーガイダンス
コットンパール ビーズ&ルース 取扱商品一覧 – アートソース